キロワット単価とシステムの相場

住宅用の太陽光発電システムを購入する際には、「キロワット単価」という指標を用いるのが一般的だ。キロワット単価とは何だろう。

当然のことながら、太陽光発電システムは、屋根の上にソーラーパネル(太陽電池モジュール)を敷くだけのシステムではない。パネルのほかに、パワーコンディショナと呼ばれる直流-交流の変換装置や、モニター装置、ケーブル、設置台、そして工事に伴う人件費が必要も必要となる。

これらに支払われる総費用を、導入される太陽光発電システムの「定格出力」で割って出てくるのが、キロワット単価である。「定格出力」というのは、公称最大出力とも呼ばれ、ある均一の条件のもとで発揮されるそのシステムの出力のことを言う。

出力の測定条件がメーカーごとに異なっていては基準が算出しようがないので、この条件は、JIS(日本工業規格)によって定められている。

当然、キロワット単価が安いほうが、費用対効果が高いということになる。一般的に、あらゆる小売店の原理に同じく、太陽光発電システムも、導入する電池モジュールの規模が大きいほど、単価が安くなってゆく。

このキロワット単価は、国から補助金を得る際の規準にもなる。補助金の交付主体はJ-PEC(太陽光発電普及拡大センター)という組織だが,J=PECによれば、補助金の交付基準は二層に設定されている。

キロワット単価が「3.5万円より多く47.5万円以下」ならば、定格1キロワット当たり「3.5万円」の補助金であり、「47.5万円より多く、55万円以下」ならば、定格1キロワット当たり「3万円」となっている。注目すべきは、キロワット単価が「安い」ほうが、補助金が多くもらえるということである。逆に言うと、キロワット単価が55万円以上となると、補助金は降りない。

太陽光発電のセールスはいま珍しくないが、キロワット単価にしたときに高額であったり、あるいは規模が小さすぎて単価が相対的に高い場合には補助金の対象外となるため、注意が必要である。